数学Ⅰでの学習内容をもとに、より複雑で一般化された内容を学ぶ。学習分野は以下のようになっている。
いろいろな式
実数範囲での計算だけでなく、虚数単位を用いての計算が登場する。また、二項定理・因数定理・剰余の定理などの入試に向けて重要な考え方を学ぶ。
単独での出題は多くない分野であるが、様々な問題の中でここで学ぶ内容を利用する。この分野の内容が不定着だと数学全体の足を引っ張りかねないことに注意してほしい。
図形と方程式
直線や円のグラフと方程式・不等式の関係性を図形的に考察する。座標平面上で図形を取り扱うことから、初めは戸惑うかもしれない。
しかし、ひらめき(センス)に頼る必要があった図形問題を“計算で機械的に処理できるようになる”という非常に大きなメリットのある分野である。
確実に身に着けて図形問題を得意分野にしてほしい。
三角関数
数学Ⅰで学んだ三角比($\sin\ \cos\ \tan$)を $0^{\circ}$ 未満や$180^{\circ}$ 以上にも拡張し、座標平面上で関数として扱っていく。
似たような公式が多数出てくることに加え、2次関数の学習内容を活用する必要がある、厄介な分野である。
指数関数・対数関数
取扱う指数の範囲が広がり、対数という新たな考え方が導入される。
三角関数同様、きちんと2次関数の学習内容を活用すること重要となる。
微分・積分(微分・積分)
高校数学で最重要な分野の1つ。3次以上の関数のグラフを描いたり(微分)、様々な形の面積を求める(積分)ことが目標となる。
この分野では、計算量が多くなるのが普通である。素早く正確な計算力を身に着けることが非常に重要である。