勉強法の罠にはまっていませんか?

「勉強には毎日時間をかけているのに結果が出ない」そんな風に感じていませんか?もし感じているなら、 成績が上がらない原因を突き止め、変えていくことが必要です。

もちろん、成績が伸びない理由は様々なものが考えられます。ですが、これまでに見てきた生徒たちの成績を伸ばせない原因は意外と限られていました。

知らず知らずのうちに、 これから紹介するような罠にはまっているかもしれません。 まずは、以下に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

はまりやすい勉強法の罠

教科書読み・ノートまとめ に時間をかけている

教科書や参考書を何度も読み、大事だと思ったところにマーカをひいてまた読み直す。

さらに、それをきれいにノートにまとめているうちに時間が過ぎてしまっている。

そんな人は要注意です。

何度も読み返すは逆効果?

教科書や参考書を続けて何度も読み返すという作業は、脳がしっかり働くのをやめてしまう原因になります。同じ情報に何度も触れることで「あーこれ前にも見たな」となり集中力が切れやすくなるからです。

書いてある内容に対する興味が薄れ、しっかり覚えようと脳がしなくなるということです。これではすごく非効率ですよね。

一度読んだら一定の時間がたってから(程よく忘れたころに)もう一度復習するようにしましょう。

マーカーは効果が薄い?

意外かもしれませんが、私たちの脳は「情報を整理する」ということがかなり苦手です。そのため、あらかじめ情報を整理しておくことが必要です。

その点、重要な部分にマーカーをひくという作業は効果的に思えるかもしれません。ですが、重要だと感じてマーカーをひいていくと2行・3行になったり、場合によってはページのほとんどなんてことも起こりえますよね?

つまり、自分は大事な情報を整理したつもりでも、脳にとっては全く整理されていない状態だということです。「もっと短く」「もっと本当に必要なところだけ」にしてほしいと脳は感じているんです。

ノートまとめ

単語帳を作ったり、要点をノートに整理したりすることは記憶を定着させるうえで効果ありです。しかし、「きれいにまとめる」ことや「まとめるのに時間をかける」ことは必要ありません。

問題を解く=大事なことを思い出そうとする ことに意味があります。 ノートまとめはその作業だけで満足してしまいがちですが、それではせっかくまとめたノートも無駄になってしまいます。

ノートづくりが目的ではないことをしっかりと意識しておくことが必要です。

問題演習ができていない

重要なことを覚えてからでないと問題を解いても意味がないと考えていませんか?

よく言われていることではありますが、記憶の定着にはアウトプットが非常に重要です。

重要というか、必須といってもいいかもしれません。なぜなら、問題演習やチェックテストにより「知識を思い出そうとする」ことではじめて記憶は定着していくからです。

「まだ覚えきれていないからもう一度参考書を読んでから…」では時間ばかり過ぎてしまい、いつまでも記憶は定着されないため非効率です。ぼんやりと覚えているぐらいのときに実際に問題を解いて復習を進めることが大切なのです。

一度で完璧を目指してしまう

一度で完全に覚えてしまうことができれば確かに効率よく思えます。

ですが、人間は忘れる生き物です。どんなに時間をかけて覚えようとしたとしても、一度見ただけの情報は「この情報はあまり必要ではない」と脳は判断します。

そうすると、すぐに「思い出せない=忘れてしまった」状態になります。これを防ぎ、記憶を定着させるには定期的に繰り返し同じ情報を与えることが必要です。

一度で完璧にする必要はありません。重要事項の確認が一通りできたら、繰り返し問題演習をする中で完璧に近づけていくようにしましょう。

勉強法が安定しない

勉強方法が自分に合っているかどうかが不安になることはあると思います。より良い方法に切り替えることで成績が上昇することは大いにありえます。

ですが、たびたび勉強法を変えてしまうと成績はがるどころか下がる可能性が高まるので注意が必要です。

もちろん、非効率な方法を継続していても成績はなかなか上がりません。まずは正しい方法を知り、それを継続していくことが大切です。

まとめ

今回は、これまでに実際に多かった「頑張っているのに結果が出ない」生徒の共通点から、特に多いパターンを紹介しました。

これらに当てはまると感じたひとは、まずは意識して改善するようにしてみてください。

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